兎夢のつれづれ日記

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zoom RSS 『単純接触効果研究の最前線』

<<   作成日時 : 2017/04/15 22:50   >>

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『単純接触効果研究の最前線』 宮本 聡介、太田 信夫編著 北大路書房
「単純接触効果」という言葉を聞いて、軽く解説している本はないかと思いながら、図書館の本を予約して、読んでみたら、考えていたよりも、難解な本だった。

内容は「単純接触効果」に関する研究論文を集めたものに近い。
それでも網羅範囲はかなり広く、一通り目を通してみると、「単純接触効果」は、視覚的なものだけでなく聴覚、それも言葉や音楽、嗅覚の香り、味覚の甘味など人間のあらゆる感覚を研究してきていることが解る。

人の記憶の仕組みにも関係するのか、視覚ほど効果の分からないものもある。
嗅覚や味覚は、生物としての生存できるかどうかにかかわってくると思う。特に食品が腐敗していないかどうかを見極める必要があるので、腐敗していないものを好むという持って生まれた特性があるはずで、それがどの程度影響しているかも考慮していく必要があるのではないかと思う。

「単純接触効果」を簡単に説明すると、2つのものから、どちらが好きかを選択するときに、その一方が過去に見たことがあるもので、もう一方が見たことのないものだった場合に、無意識のうちに見たことのあるものを選んでしまうという現象である。

どっちが、好きかというのは、純粋に個人的なもので、どちらを選んだかを多くの人で実験していけば、過去に見たことがあるかどうかよりも、好きな部類に属してるかどうかで判断されるように思えるが、実験結果としては、そうでもなく「単純接触効果」があるとでている。

好きになってもらうには、何度も目にしてもらう。悪い印象を与えずに接触を続ける。というのが重要なのかもしれない。
ある人が好きになって、その人に好いてもらおうと思ったら、さりげなく視界に入る事を何度か繰り返して、それから挨拶から入ると効果があるのかもしれない。
まったく知らない状態で挨拶されるよりは、拒否される可能性が低くなるのではないかと思われる。

沢山でてくる実験の中に面白いものを見つけた。
「GLOCAL文字列」
というものだ。GLOBALとLOCALをくっつけたものだ。
大域で読んだときと局所で読んだときで読みが異なるものだ。
本書には次の文字列がでている。
GLOCAL例
大域で読むと「VJTXVJ」と読めるが、局所で読むと「TXJVXV」と読める。
田んぼにや畑に植物の色の違いで模様を作るみたいなものだ。
人の認知力は様々で面白い。

ちなみにこのような単純接触効果は、人工知能にはでてこないのではないかと思う。現在の技術では、好き嫌いを勝手に判断するようになる人工知能が創れていないと思うからだ。人が好き嫌いを判断するもとになるものは、生命の根源にかかわるもの、生存本能、子孫を残す本能から発するものであるだろうからだ。

人工知能が、ロボットとして、ロボットがロボットを生むことができるようになったら、ロボットにも生存本能、子孫を残す本能が作りこまれて、それによって何かを好み、何かを嫌うという意志ができるのではないかと思われる。






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