兎夢のつれづれ日記

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zoom RSS 『仙台ぐらし』

<<   作成日時 : 2017/06/03 22:34   >>

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『仙台ぐらし』 伊坂 幸太郎 集英社文庫
仙台という地名を見つけて手に取った。

仙台で暮らす著者が、仙台でみつけたあれこれを書いている。
地元の雑誌に掲載した文をまとめたものだ。

町並みはどこでも徐々に変化していく

 映画館も書店もずいぶん入れ替わりがあった。学生時代に好んで訪れていたところは
大半が消え、昔よく通ったレンタルビデオ店も今や、バイク屋さんになっている。肩を
落とすほどではないが、でも、「そうか」と悲しみを覚える。だから、十年以上も前に
よく通っていたお店の前をたまたま通りかかり、まだ、営業しているのが分かると、ど
こかほっとする。
 そういえば、とそこで思い出した。
「ミルクコーラはあるのだろうか?」
 僕の通っていた大学の文系講義室のそばに、小さな喫茶店があった。コーヒーが飲め、
モーニングセットのようなものもあり、学生の頃は時折そこで雑談をしたり、もしくは
一人で行って、本を読んだ。
 そこに、「ミルクコーラ」なるメニューが用意されていた。
 最初に見つけたのが誰なのかは忘れてしまったが、とにかく、テーブルの上に置かれ
たメニュー表の、飲み物の一覧にあったのだ。他のコーヒーやコーラなどの中に、平然
と書かれているものだから、まるで気づかなかったけれど、確かにあった。
「ミルクコーラ? 何だよそれ」
 友人たちと、様々な想像を広げた。たとえば、「これは、ミルクコーヒーの誤記で、
実際はコーヒー牛乳のようなものなのだ」であるとか、たとえば、「コーラにアイスが
乗ったようなものだ」であるとか、たとえば、「誰かの悪戯で書いただけだ」であると
か。ただ、そのような変わった飲み物があるのならば、こんなひっそりとメニューにあ
るのも奇妙だと僕たち全員が思った。もっと大々的に、せめて、赤色で囲み、アピール
すべきではないか、と。

その日か別の日にか、著者と友人は、注文して、皆で回し飲みしたそうだ。

「なるほど」僕たちはもう一度言い、顔を見合わせ、うなずく。
「まずくはない」
「そうだな、まずくはない」

二度頼むほど飲みたいかというとそれほどでもないらしい。
そして、卒業して10年たって、また、その店に行ってみたところまだミルクコーラはあったそうだ。そして、このエッセイが書かれてから10年以上たっているが、今もあるのだろうか?

大学の食堂や喫茶店というのは、学生が利用するので、数年で利用者が入れ替わる。

珍しいものだと、誰かが試してみようとなるので、一定の注文があるのかもしれない。

店員さんによるとミルクコーラしか頼まないお客様もいるとのことで、”うちの名物”ということらしい。

どんなものか見てみたいとおもったら、ブログに写真が載っていた。

トンペイのミルクコーラが気になる
http://ameblo.jp/honig-honig/entry-12033173525.html






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