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zoom RSS 『アリストテレス「哲学のすすめ」』

<<   作成日時 : 2017/11/25 15:29   >>

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『アリストテレス「哲学のすすめ」』 廣川 洋一 講談社学術文庫
何か新しいジャンルはないかと、書架を見回していて、ふと哲学の文字に目が止まった。

「哲学」などというと、なんだか取っ付きにくくて、近寄りがたい感じがしているのだが、読んでみるとそうでもないらしい。

アリストテレスは「哲学しよう」とさかんに言っているようだが、論理的に考えてみようという意味のようである。第六章では

 したがって、ある一つの言葉が二つのもののどちらをも意味するが、そのうちの
一方が、現にそのはたらきをしていること、あるいはそのはたらきを受けているこ
とによって、そう呼ばれている場合には、われわれはそのものにこそ、よりいっそ
うその名を用いることになるだろう。たとえば、「知っている」という言葉は、た
んに知識をもっている人についてよりは、むしろ知識を現に用いている人たちにつ
いて、また「見る」という言葉も、たんに視覚をはたらかす能力をもつ人よりは、
むしろ現に視覚をはたらかしている人について、よりいっそう用いることになるだ
ろう。なぜならわれわれは「よりいっそう」という言葉を、ただ一つの定義の下に
入る事物について「より大きな程度で」という視点からだけでなく、「より先なる
もの、より後なるもの」という視点からもまた、用いているからだ。たとえば、わ
れわれは、健康それ自体のほうが、健康のためになるものよりも、よりいっそう善
いと言うし、またそれ自体の本性によってそれ自体として望ましいものは、それを
つくり出すものよりも、よりいっそう善いと言う。もっとも、[他のもののため
に]役に立つものと、[それ自体として善である]卓越性のどちらも善いといわれ
るのは、その善いという言葉の定義によって両方に述語として用いられているので
はないことを、われわれは知ってはいるが、だから、われわれは、目ざめている人
のほうが眠っている人よりも、また魂を活動させている人のほうがただそれをもっ
ている人よりも、よりいっそう生きていると言わなければならない。後者もまた生
きている、とわれわれが言うのも、前者に照らしてのことであり、その理由は彼が
このような仕方ではたらきを受けたり、はたらきをする能力をもつ者だからだ。

言葉の持つ意味を、より深く探求していくこと、物事の本質が何であるのかを考えること。
二つのものを比較してどちらが、よりその性質を持つのかを考えること。
二つのものがどちらが先にくるか、因果関係を考えること。
二つのものの包含関係を考えること。

こうした事を考えることを実践していこうとしている。
数学の一分野の論理学を言葉で表しているような感じである。

本質的なものを考えることは、どこか科学的ものの考え方に似ているのかもしれない。
扱っているものが、物質ではなく、人間が考えている頭の中にあるものという違いはあるにせよ。










不合理性の哲学??利己的なわれわれはなぜ協調できるのか
みすず書房
中村 隆文

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