兎夢のつれづれ日記

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zoom RSS 『人は、なぜ忘れるのか』

<<   作成日時 : 2017/12/16 22:14   >>

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『人は、なぜ忘れるのか 〜脳と記憶の不思議な関係〜』 ロブ・イースタウェイ アスペクト
人は、物忘れをする。年齢が上がるにつれて、物覚えが悪くなる。コンピュータはそういうことがない。

コンピュータ(C)と人間の脳(H)の違いは次のようなことがある。

C:コンピュータのハードディスクの容量は、いっぱいになることがある。
H:わかっている限り、人間の脳の容量がいっぱいになることはない。
 ただし、古い情報がいくらか混同したり上書きされたりすることはある。

C:コンピュータはそう指示しない限り、忘れることはない。
 それが容量がいっぱいになってしまう原因でもある。
H:忘れることは、脳が重要な情報だけを効率的に保存するための
 基本的な方法である。

C:コンピュータはすべての情報を、何でもかんでもひとまとめに取り
 入れて、取り出す。
H:人間の脳は、新たな情報を既存の情報と比較しながら保存する。
 ステレオタイプに合うように調整して、基本的な概略だけが保存
 されることもしばしばある。
……
C:ある特定のことがら、たとえば人の名前などは、一つの場所に
 まとめて保存される。
H:ひとつの情報が、数知れない領域に同時に保存される。

C:ハードディスクの小さな不具合ひとつで、全体のデータが
 取り出せなくなったりする。
H:これが人間の脳がコンピュータと大きく違うところ。記憶は多くの
 結びつきの連鎖なので、脳出血などでリンクがひとつ失われても、
 記憶がなくなることはない。その情報は別ルートによって発見できる。

C:コンピュータが情報を情報を取り出す能力は、環境に影響されない。
H:脳が情報を蓄えたり取り出したりする能力は、環境に大きく影響を
 受ける。ある部屋に足を踏み入れただけで、過去の記憶が洪水のよ
 うによみがえることがある。
……

人工知能の話題の中では、ディープラーニングの話題が多いが、その中で多いのは、認識する技術、分類する技術、推論する技術などである。

そこでは、記憶の仕方がどうなっているのかはでてこない。

しかし、認識するにも、分類するにも、お手本のデータを記憶しなければ、何もできない。ニューラルネットワークが、どう記憶しているかを示すことが、まだまだ難しいので、記憶した状態のロジックがどうなっているのかを解明するのが難しいのだ。

人間は、一人ひとり、ものの覚え方が異なる。五感での感じ方が違うからだと言う。

……、もうひとつは、記憶には五感が大きく関係しているということである。われわれの記
憶は五感のいずれかに強く結びついている。次のような実験をしてみるとわかる(それぞ
れの指示を読んだあとに、目をつぶるといい)

・馬が道を歩いていく様子を思い浮かべる。足音に耳をすませよう。
・フライパンでベーコンをいためている様子を思い浮かべる。油がジュージュー沁み出
 ているのが見えるだろうか。音が聞こえるだろうか。匂いを感じるだろうか。
・チョコフレークののったアイスクリームを食べていると想像する。チョコレートが口
 の中でくだけていくのが感じられるだろうか。なめた時の舌ざわりは? 歯に感じる
 冷たさは?

 これらの五感の中で、特に生き生きとよみがえってきた感覚があったと思う。人はそれ
ぞれ脳の使い方が違うので、人によって強い感覚と弱い感覚がある。ほとんどの人は、視
覚情報を一番よく思い出すようだ。それから聴覚、触覚と続く(およそ半数の人が、何かを
思い出す時にはその像を頭に思い描いているという)。匂いを思い出すのは難しいが、実
際に匂いをかぐと、それに結びついている記憶が強烈によみがえってくるというのは興味
深い。
 自分がどの感覚に強いかを知っておくことは、記憶力の増強を図る上で重要である。視
覚派なら、単語のリストを誰かに読み上げてもらって覚えるなどというのは、あまり有効
ではない。

視覚派なら、映像を思い浮かべながら覚え、聴覚派なら、声に出して読み上げる。そうしたほうが、脳の広い部分で記憶できるというのだ。

だから、若いうちに、五感の全ての感覚が鋭くなるような遊びを沢山経験することは重要なのだろう。コンピュータやスマホの決まった動作しかしないゲームで遊ぶよりも、自然の中で遊んだほうが、五感が発達するのかも。

そこで、勉強のコツである。

 ヨーロッパの主要都市を一つも知らないし、簡単な言葉のスペリングもあやしいとい
う10歳の子どもに会ったことがある。ところが彼は、恐竜の本が大のお気に入りで、そ
こに書かれているさまざまな種類の恐竜の名前とそのスペル、生息年代などの事細かな知
識をすべて覚えていた。彼はただその本が大好きで、くり返しくり返し一生懸命に読んだ
のである。内容を暗記する努力などはしなかった。完全な集中と飽くなきくり返しによっ
て、知識が自然に定着したわけだ。
 子どもはめずらしいものが大好きである。興味さえあれば大人よりも深く集中すること
ができ、ほかのことなど目もくれない。子どもの吸収力のレベルに達するには、大人はは
るかに多くの努力と工夫がいる。

ここで著者は、いくつかのポイントを挙げている。全部引用すると長くなるので、タイトルだけ引用しておきたい。

環境を整える
一日のうちのいつ勉強するか
短時間に分けて勉強する
整理し、興味を持って覚える
自分をテストする
復習する

 ここまで書いたように記憶のコツは、たしかに大変役に立つ。だが何より大きな力を
発揮するのは、その内容に関する強い関心である。内容が退屈だとかつまらないと感じた
ら、ほかにもっとわかりやすく面白く書かれている本はないか捜しにいく方がいい。

昔から、「好きこそものの上手なれ」というように、好きな事は集中して、長時間でも一生懸命になる。

いかにしたら好きになるのか?勉強させたいなら、勉強が嫌いにならないように、好きになる体験を一杯させることだ。

ではどうすればいいのか?
大人は、先に上げたような環境を整えて、最適な条件を作っていくことができる。

子どもには、そういう環境を大人が揃えてあげなければいけない。










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