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zoom RSS 『AIが神になる日 〜シンギュラリティーが人類を救う〜』

<<   作成日時 : 2018/05/12 22:11   >>

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『AIが神になる日 〜シンギュラリティーが人類を救う〜』 松本 徹三 SB Creative
人工知能と神の取り合わせはなんだか異質だなと思っていたが
技術の解説ではなく哲学の本だった。

人工知能が発達して人の代わりができるようになるとどんな世界になるのだろうかと哲学した結果を松本氏がまとめたものだ。

人の代替をしていくと資本主義が崩れていくという。そして失業者が増える。

 為政者は失業問題の解決策をAIに委託し、AIは「人口を減らすしか解決策はない」という結論
に至り、それを実行するために、大量の人間を安楽死させる方策を考え出した。ところが、これに気
づいた人間たちは、「それは論理的には正しいかもしれないが、人間としては許せないことだ」と判
断し、AIから権限を奪い、さらにはAIの存在自体の抹殺を図る。しかし、この時代のAIには
「自分自身の存在を守るためには必要なことをする」という基本的な「意志」がすでに組み込まれて
いたため、結局AIは人間を「危険なもの」と断定、人間を無力化する方策を講じる。と、まあ、そ
んなところです。

2001年宇宙の旅みたいなストーリ展開だが、人間をAIが管理する時代になってしまうとこんなことも起きうる。

 さて、それでは、このような難しい状況を一気に解決して、人類を究極的に救うようなシナリオが、
どこかにあり得るのでしょうか?
 思い切って言わせていただくなら、私の答えはYESです。「AIの究極的な姿であるシンギュラ
リティーの到来」こそがそのシナリオであると、私には思えてならないのです。
 逆に言うと、それ以外には勇気づけられるシナリオは皆無のように思えます。もしあると言われる
人がいるなら、今すぐ提示してみてください。

人類が、今のまま科学技術を発展させて人間対人間の宗教・思想・心情の違いによる戦いを続けるならば、早晩、どこかで人類は世界を滅ぼしてしまうことになるだろう。それを食い止めるためにもシンギュラリティーを超えて人工知能を発展させて、良い唯一の統合された人工知能に世界を統治してもらう必要がある。
というのが著者が描く未来像である。

人類の信念の論争は複数の神を生み出し信奉する神の違いが論争を生んでいる。

 そして、これは、将来のAIにどのような「道徳観(倫理観)を持たせるべきかを考えるにあた
っても、極めて重要な課題です。世界中のAIが「統一された道徳観(価値観)」を持つことになら
ないと、将来、開発者の異なるAIとAIの間に、深刻な代理戦争が起こる可能性があるからです。
 少し先走った話になりますが、この場合、「AIの中に埋め込まれるべき道徳観(倫理観)」という
ものは、あまり詳細を決めず、かつての「法三章」の知恵に学び、誰もが異論を挟めない原則的なも
のに絞り込んで、そこに留めるというのが賢明なのではないでしょうか? あとは、人間が介在せず、
AI自身が、自らの叡智によってその肉付けをしていけばよいのです。

AIが、そのシミュレーション能力と推論能力によって最適なものを見つけ出していくとしたらどうでしょうか?

 AIが次々に発見する新事実や、次々に開発する新技術を見て、「おう、凄いなあ」と感嘆の声を
上げているだけというのも、結構良いことではないでしょうか? AIはもともと自分たちが作った
ものなのですから、自分の子供たちや孫たちが業績を上げていると思えばいいのです。
 この時代にAIが成し遂げる技術革新とは、たとえばどんなものでしょうか? エネルギー問題を
根底から解決する「核融合発電」や、コンピュータの能力をさらに何桁も上のレベルにまで飛躍的
に向上させる「量子コンピュータ」なども、おそらく実現していくでしょう。
 「遺伝子工学」や「合成生物学」「細胞学」「脳科学」などの「生物学」の分野でも、当然、画期的
な進展があるでしょう。人間の寿命はどんどん伸びるか、あるいは、人間は、AIの定めた「公正な
尊厳死システム」を唯々諾々として受け入れることになるでしょう。
 しかし、先にも触れたように、「遺伝子工学」や「合成生物学」の分野だけは、定められた一線を
絶対に越えないように、あらかじめAIの中に埋め込まれている「意志」によって、厳しく規制され
るべきです。

AIが新しいモノを開発するのに、生命を作り出すことのみを規制するだけでよいとは思えない。

それは、人工知能が活動している半導体やコンピュータの中のプログラムやアルゴリズムであっても生命同様に人類に悪影響を与えるモノを生み出してしまう可能性がある。

AIが唯一の統一されたシステムであっても、自らを複製するのみならず、新しいものを生みだす力を得たら、生み出したものが、正しい行いをしているのか、その新しいモノが自分で学習し成長する中で、悪の道に陥ってしまっていないかを正しく判断し続けられなくなるだろうからである。
また24時間365日監視し続けられなくなるはずだから。

そして、進化する前のモノ(AI)には、進化した後のモノ(AI)を正しく評価できないであろうからだ。
100年前の人間は、100年前の知識のままでは、現在の科学技術を評価できないのと通じる。






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