孫子

『「孫子」の読み方』 山本 七平 日経ビジネス人文庫
 「孫子の兵法」というタイトルがあると大抵手にとって読んで見たくなるのだが、この本での新しい発見は、「孫子」には2つあって、もともとは孫武が書いたものでその後に孫びんが書き直した「孫子」があるそうだ。

これら2つの「孫子」を引用しながら13篇にわたって解説をしている。本書では、孫子に書かれている戦略、戦術が実際の日本の戦国時代にどのような状況で現れているか、その時の人が孫子に従って戦略を立てて勝利を収めたのか、孫子を知っていれば敗退する事がなかったかも。という事が解説されている。その人物がもし孫子を知っていれば歴史が変わっていたかもしれないなどと想像しながら読んでみるのも面白い。

孫子は「戦いのある所孫子の兵法あり」と思えるくらい奥の深い内容であり、実践で使えるのと使えないのでは、結果が異なってくると思う。中国の戦国時代の戦略ではあるが、現代のビジネスの企業競争にも応用ができるし、遊びのゲームの中でも応用は利く。たとえば小生は囲碁も好きだが囲碁には格言というものがあって、こういう状況ではこう打つのがいいというのを端的に表したものがある。孫子と囲碁の格言の共通性について比較してみたら面白いのではないかと思っている。

本書ではビジネスへの応用というのは書いてないが、小生の知っているサイトで福田晃市氏がビジネス戦略に応用した解説を書いているので興味のある方は、こちらも読んでみると仕事への応用もできるかと思う。

 『孫子』に学ぶビジネス戦略  福田 晃市
  http://www.blwisdom.com/sonshi/

孫子の偉い所は、戦うべきときと戦いを避けるべきときを明確に示している事だ。常に前進あるのみとか、何が何でも戦うなどというのは愚の骨頂で、自ら疲弊して自滅の道を進んでしまう。この所の不景気の嵐は、100年に一度といわれる不況の波だが。こんな状況でも勝利を納めている企業はあるし、こんな状況だからこそ持て囃されている製品もある。99社がだめでも1社が好調なのであれば、そこから新しい時代への扉が開かれていくと考えて打開策を練っていきたいものだ。

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