『負けてたまるか! リーダーのための仕事論』

『負けてたまるか! リーダーのための仕事論』 丹羽 宇一郎 朝日新書
リーダーは、どうあるべきか?

企業や組織のトップだけがリーダーなのではない。
その事業とかサービスを牽引していく人がリーダーであり、リーダーの素質がある人が、皆を引っぱっていくことになる。

事業を推進した著者の例では、

 I社の副社長時代、私達はFマートを買収しました。「利益の根源」がそこにあった
からです。じつをいうと、私が業務部長だった頃からFマートには目をつけていて、わ
ずかな株を持っていました。少しずつ株を買っていこうというのが当時の戦略で、その
ためにFマートに人も派遣していました。
 もちろん時代によって、また業種によって「利益の根源」は当然、異なってくるはず
です。しかしI社の食料部門において考えるならば、当時、収益が最も高いのは第三次
産業のサービスとか小売といった消費分野でした。これからGDPの六~七割は消費市
場に向かっていく。しかし商社は原料の確保や製造までは担っていても、消費の分野に
はほとんど進出していませんでした。つまり流通の川上や川中の部分のみで、消費とい
う川下の分野にはタッチしてこなかったということです。したがって「ゆりかごから墓
場まで」、すなわち原料から製造、消費までを一手に担っていこうと考えたわけです。
それがFマートの買収の狙いでした。
 アメリカや中国から原料を買い付けて半製品にし、それをメーカーに持っていく。で
きたものをまた配送して、消費市場に持っていく。こうして川上から川下の部分まで押
さえておけば、どこかで損をしても、どこかで挽回するチャンスが生まれてきます。こ
れを私は、社長になってからSIS(Strategic Integrated System)構想というビジネ
スモデルとして打ち出しました。SISとは、戦略的統合システムとでも言えば良いで
しょうか。

リーダーは目先の結果より、長い目で見た利益の根源はどこにあるのかをきっちり押さえて戦略を立てて実行していくものだという。

リーダーは、上に行けそうにないからと言ってあきらめたりはしない。

 何十年も会社勤めをしていると、自分が優秀なのか、会社から期待されているか、だ
いたいわかるようになるものです。おそらく45歳も過ぎる頃になると、「俺は部長ど
まりだな」とか、「もう新規案件を任されることはないな」といったように、将来が何
となく見えた気持ちになるんです。
 しかし本当は違うんです。本人がそう思い込んでいるだけの話です。部署や上司が変
わった途端、パッと花開いて力を発揮する人だって少なくありません。45歳を過ぎて
いたって、どこでどうなるかわからないのです。
 老若男女問わず、とにかく最後までギブアップするなと言いたい。私の言葉で言え
ば、いつどこで「DNAのランプ」が灯るかわからないのです。DNAのランプが灯る
とは、人それぞれがもっている才能や能力が最大限に開花し、周りの人にも認められる
状態になることを意味します。このランプに明かりが灯るかどうかは、最後の最後まで
わかりません。もしかしたら定年間際に「ひょっとしたら使えるぞ」という社長の判断
で、役員に登用されることだってあるかもしれません。

何故著者はそういうのか?

それは、著者が社長の立場で考えていたことにある。

 社長時代、私は時折、社内を歩き回っていました。社員に声をかけて様子を見るとい
う考えもあってやっていたことですが、もう一つ、人材を発掘するという目的もありま
した。人事の上ではたいして評価されていなくても、キラリと光るものを持っている社
員がいるかもしれません。それは書類を見ているだけではわからないものです。
「一隅を照らす」という言葉があります。ちょうど30年前に亡くなられた社会哲学者
と言って良い安岡正篤師は「一燈照隅」という言葉で、それを説明しています。すなわ
ち、賢は賢、愚は愚、一つのことを何十年と続けていけば必ずものになる。別に偉い人
になる必要はない。どの組織にあってもそれぞれの立場立場でなくてはならぬ人になる。
その仕事を通じて組織のため、人のために貢献することを己の生きる軸の一つにおくべ
きである、と。
 自分の持ち場で一生懸命に頑張る、自分のできることにひたすら打ち込む。それは世
の中全体にすれば些細なことかもしれないけれど、一人ひとりがそうやって努力して一
隅w照らせば、世の中を変える大きな力になります。非常に含蓄のある言葉です。

小さな、一歩を少しずつでも積み上げていくにはどうすればいいのか?

著者は、一例として、読書を勧めている。
毎日、30分でも読書の時間を作り、習慣にしていく。

その毎日の積み重ねが、いつか、他の人とは違う大きな糧となる。

 大事なことは「継続」です。「習慣」にすることです。また、単に本を開いていればい
いかというと、そういうわけでもありません。読書の仕方というものもあります。一冊
の本の中で、一つでも心に刻んでおくべきことがあったら、それをどこかにメモしてお
くことです。人間は忘れる生き物ですから、どこかに書きだしておくことをお勧めしま
す。
 たまにその読書メモを見返してみると、30代の頃の自分はこんなことに感動してい
たのかとか、40代で琴線に触れたのはこんな一文だったのかといったことを振り返る
ことができます。年齢によって、感動することも違ってくるでしょう。私自身、読書メ
モは課長になった頃くらいからつけ始め、30年分くらい溜まっていて、時折それを読
み返したりしています。
 とはいえ、30代の頃のメモより、50代の頃にメモしたことが立派かというと、決
してそんなことはありません。私の読書メモを見たって、年を経るにつれて成長を感じ
るような立派なことが書いてあるわけではない。時事的な問題で知らない言葉などを書
き出していることが多いですから、成長とはあまり関係ないかもしれません。むしろあ
の頃と変わっていないなと思うことが多い。人間、そんなに簡単に変わるものではない
でしょう。

著者が、読書の結果を何かにメモしているとしたら、小生は、このブログにメモしていることになる。
ブログを始める前は、読みっぱなしでメモも取ってなかったので、メモがあるのは、この十数年分ということになる。

著者はたまに見返すというが、私は滅多にない。
たまに図書館から借りてきた本が、過去に読んだことがある本だったりするので、その時に、その頃のブログを探して読み返してみるくらいだ。

何を詠んだかは、中学の頃からメモしている。

パソコンの無いころは、ノートにつけていた。

パソコンを常用し表計算ソフトを使うようになってノートも一杯になったところからデータファイルになっている。
この数年分は一枚の表になっているので、検索すると過去に読んだかどうかわかる。

というか、ISBNという本の番号を入力していくと、過去に入力された番号が勝手に表示されてくるので、読んだことがあるとわかるのだ。
この機能はなかなか便利である。

本のタイトルを見て、面白そうだと思ってパラパラめくってみても、過去に読んだ本だと思い出せないようなのは、2回読む必要もないかな。と考えて、メモだけ読むのだ。






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