『バッテリー』
『バッテリー』 あさの あつこ 角川文庫
先週の「子どもの宇宙」を読んでいたら、子どもの成長がテーマの本を読んでみたくなったので選んだのは本書だ。NHKのアニメでやっている「メジャー」にでてくる野球一途なピッチャーのように、本書の主人公も小学6年生のピッチャーだ。
もうすぐ中学生になるという時に、父親が転勤になって野球では無名の中学に入学の予定。物語は引越しの車中から始まる。
天才ピッチャーとしての才能に自信のある原田巧の前に現れた同級生でまったく性格の違う永倉豪。二人の出会いからいいバッテリーが組めそうだなと思うまでの春休み中の出来事。
原田巧は、球を投げさせれば天才と言われているが、野球はピッチャー一人で舞台をつくっていくと思っているような感じで始まる。しかし、周りの人は野球は一人でやるわけではないという事を十分判っていて、チームでどうすればいいのかを考えている。特にキャッチャーの永倉はチームメイトの状況を野球だけではなく、その子がどういう家庭状況にあって、勉強の為の塾にも行かなくてはいけないとか、親の家は農家でイチゴを作っているとかいろんな事に気を配っている。永倉はリーダーの素質満点の性格に描かれている。
子ども向けの小説と侮ってはいけない。バッテリーは続編が沢山あるようなので、この後どういう展開になるのか非常に気になる。先月「もしドラ」の話を書いたが組織を纏めていくということに関しては、原田巧のことよりも永倉豪の言動について非常に興味深い。永倉は、原田に対して、「ピンチに弱い」と喝破している。人の性格を見抜きどう対処すべきかを常に考える大人のような人物として描かれているところに私は興味が湧いた。
先週の「子どもの宇宙」を読んでいたら、子どもの成長がテーマの本を読んでみたくなったので選んだのは本書だ。NHKのアニメでやっている「メジャー」にでてくる野球一途なピッチャーのように、本書の主人公も小学6年生のピッチャーだ。
もうすぐ中学生になるという時に、父親が転勤になって野球では無名の中学に入学の予定。物語は引越しの車中から始まる。
天才ピッチャーとしての才能に自信のある原田巧の前に現れた同級生でまったく性格の違う永倉豪。二人の出会いからいいバッテリーが組めそうだなと思うまでの春休み中の出来事。
原田巧は、球を投げさせれば天才と言われているが、野球はピッチャー一人で舞台をつくっていくと思っているような感じで始まる。しかし、周りの人は野球は一人でやるわけではないという事を十分判っていて、チームでどうすればいいのかを考えている。特にキャッチャーの永倉はチームメイトの状況を野球だけではなく、その子がどういう家庭状況にあって、勉強の為の塾にも行かなくてはいけないとか、親の家は農家でイチゴを作っているとかいろんな事に気を配っている。永倉はリーダーの素質満点の性格に描かれている。
子ども向けの小説と侮ってはいけない。バッテリーは続編が沢山あるようなので、この後どういう展開になるのか非常に気になる。先月「もしドラ」の話を書いたが組織を纏めていくということに関しては、原田巧のことよりも永倉豪の言動について非常に興味深い。永倉は、原田に対して、「ピンチに弱い」と喝破している。人の性格を見抜きどう対処すべきかを常に考える大人のような人物として描かれているところに私は興味が湧いた。
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