兎夢のつれづれ日記

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zoom RSS 『これならわかる!ドラッカー思考』

<<   作成日時 : 2017/06/10 22:51   >>

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『これならわかる!ドラッカー思考』 枝川 公一 PHP文庫
久しぶりにドラッカーである。

まずは、「何が仕事なのかを明確にする」から

 我々の社会と経済は、これまでずっと、モノをつくったり売ったりすることを中
心にまわってきたために、目に見えたり触れたりできるモノとはちがう、知識やサ
ービスを対象にすることになっても、いままで通りであるかのように錯覚しがちで
ある。あるいは、そのほうが易しいので、ついつい易きにつきやすい。
 こうしたイージーな既成概念に頼っていると、仕事が見えなくなってしまう。い
ま起こっている事態はまさにそれである。企業のなかでも、自分の仕事がわからず
に右往左往している人は多い。
 このゾンビのような状態を抜け出すためには、勇気をもって、仕事を定義しなけ
ればならない。そして、その定義にしたがって行動することである。組織は「あな
たの仕事はこれだ」と指し示す必要があり、個人は「私の仕事はこれ」と胸を張っ
て言えることが求められる。

よく例えられるのは、職人さんに、あなたは何をしているのですか?と質問したら、
 一人は「煉瓦を積んでいます」と答え、
 もう一人は「教会を作っているんです」と答えた
という。
煉瓦を積んでいるだけと思えば、苦しい仕事であっても、教会を作っていると考えている職人は、皆のためにやっていると自負でき、仕事に打ち込める。

そして、仕事をより良くしていくのは、自ら学ぶ姿勢である。

 かつて自己啓発ということが盛んに言われた。ビジネスマンが、勤務時間以外の
時間を割いて、自ら研鑽に励み、その結果を会社の業務に生かすことが奨励された。
そのために、夜間に専門学校に通って資格をとる社会人の姿が目立つようになった。
あるいは、異業種交流と称して、さまざまな業種、業界を横断する研究グループを
つくって活動することも各所で行われていた。
 ただし、自己啓発は、いま勤めている会社の仕事に役立てるためのものであり、
いわば実践的な補助教育であった。教育は学校を卒業した段階で終わりを告げ、そ
れを合図に就職することに変わりはなかった。これからはちがう。学生生徒である
か社会人であるかを問わず、つねに自分で学び、自らを教育しつづけるようになっ
ていく。
 同じテーマで、だれもが同じように教えられる学校の必要性はなくなろうとして
いる。学校に集まって学ぶことがなくなれば、キャンパスはいらない。ヴァーチャ
ルな大学に籍を置いて、それぞれが思い通り学び、教師と一対一で付き合うことに
なる。さらに、教育の場は他にいくつもある。

いまや、インターネットで、動画を見るのはあたりまえになっているが、ドラッガーがこの話をかいていたときは、衛星通信を介して、画像を配信したり双方向で会話できるようになったころであり、インターネットは、まだ速度が遅く、写真を送るのが精一杯だったと思う。

 インターネットで無料で大学レベルの教育が配信され、受講すると終了証も発行されてくる。

 少子化、労働者不足になってきた日本では、特に大学での必要な単位を学生に与える為に、多様な講義を提供する教授を抱えておくことがしずらくなってくるだろう。

 これを現在は、客員教授などとして、他の大学から教授や講師を招いて講義を行っているが、他の大学の講義をそのままネット経由で配信を受け、配信される側の大学では先生ではなく、事務担当者が、講義会場を設営し、受講しているかどうかを確認していけば、その講義をうけたかどうかわかる。

 学生の側からみれば、講義会場にいくことすらなく、講義の録画映像を閲覧すれば、その単位がもらえるならなおよくなる。時間に縛られずに学習することができたり、短期間に集中して講義を習得してしまうことも可能になる。

 そうすれば、4年間の学部とかさらに追加2年の修士ではなく、もっと短期間に履修を終えて、より若くして社会の中で活躍できるようになる。

 企業の方にも変化に対応していかなければならない。アメリカのあるオフィス用家具を販売していた会社が、オフィス家具が売れなくなってきた。その原因がホームオフィスの広がりによって、需要が変化したことにあったという。

 家庭用の家具とオフィス用の家具は画然と分かれているという常識は通用しなく
なっていた。この会社は、オフィス用の家具を専門にしてきたから、その世界には
たしかに通じていたが、外を知らない。これまではそれで十分であった。しかし、
いまは通らなくなっている。
「ある」情報では、市場をつかみきれなくなった。流動化した市場は、別の形態の
ビジネスをしきりに求めはじめている。「ない」情報のほうの重要度が増して、そ
れが企業の将来を左右するほどになったのである。これを「ない」ままにしておく
と、ときに取り返しのつかないことになる。
 最悪のケースでは、この頃のはじめに引用したデパート業界のように、市場の変
化に気がつかないままに、市場そのものを失い、墜落することもありうる。常識が
いかにしっかりと人々をとらえているかには、まったく驚嘆する。すっかり慣れて、
変化に順応することができなくなってしまうのである。
 このような弊害を打ち破るのに、コンピュータが役に立つ。この道具のおかげで、
「ない」情報を積極的に吸収できるからである。しかし、吸収するだけではなんの
役にも立たない。ドラッカーは次のように述べている。「真に利益につながる外部
からの情報を組織化しはじめなければならない。この情報をデシジョン・メーカー
に渡すようシステムを構築すべきであろう」

お店に来て買い物をしていくお客様の情報を分析することは、流通小売業界では当たり前のようになってきている。

しかし、売れているモノや売れたコトを分析するだけではダメだという。買わないお客様の情報を捕え、そのお客様が何故買ってくれなのかを分析して、買ってもらうにはどうすべきかを考えて対策しなければ、市場を広げることができない。

 買ってくれないお客様は、お店に来ていないのか?
 来ても商品を手にしてくれないのか?
 手にしても、商品を見ただけで棚に戻してしまったのか?
 買いたい商品がなくて別のモノを買ったのか?

 個人的には、近所のコンビニにアイスクリームを買いに行くことがたまにある。チョコとバニラのミックスが欲しいのだが、そのコンビニではよく売り切れている。

 しかたがないので、バニラを買う。何度か続くと、その店には行かなくなり、別の店で買うようになるだろう。

 そのコンビニでは品切れのミックスは売れなく、バニラが売れていると思っているはずである。

 しかしお客様のニーズは違うのである。

 どうやって調べるか?

 コンビニには、防犯カメラが設置されている。カメラで、お客様の同線や行動を調べればいいのである。
 お客様が何をしているのか?
 何故そういう行動をしているのか?
 結果どういう行動をしたのか?

 バックヤードでカメラの画像をチェックし続けるだけでも何か特徴を見つけられるだろう。
 その特徴が現れたら、お店から出ていく前にお客様に声をかけて、不満の理由を確認できれば、課題が現れることだろう。

ITを使う必要もない。店員のレベルが上がれば、自然にお客様を良く観察するだろう。

このお客は、どういう目的で来店したのか、その目的は達成できたのか?よく来るお客様なのか、初めて見る顔なのか?よく来るなら、笑顔で挨拶して、警戒心を解いて、不満のサインに対して対処する術を身につける。

そうした高度な技術がなければ、無人コンビニに対して勝つことができなくなる。






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